カードの仕様
トレーディングカードには主に、厚紙の表面に写真やイラスト、キャラクターなどの画像を、裏面に表面の画像に関する情報を印刷してある。ただし後述するトレーディングカードゲームに用いられるものは、ゲームの性質上、表面の背景、体裁はすべて共通するデザインが記され、写真やデータの双方が裏面にまとめて印刷される場合が多い。
また、ナインポケット(カードを収納するために縦3枚×横3枚分のポケットが付けられている透明のビニールシート)に収納する場合を想定し、9枚揃えると大きなイラストを見る事ができるよう裏表を印刷する場合もある。
大きさは現在の日本においては、一般にTopps社が最初に採用し、アメリカでのトレーディングカードの標準サイズとされる2.5インチX3.5インチで制作されることが多いが、バンダイのカードダスシリーズやカルビーの添付カードで採用されているサイズ、テレホンカードサイズなどのカードも少なくなく存在する。
一般的なカードに対する特別な存在のカードとして、意図的・計画的に出現率を減らしたカードがあり、「インサートカード」などと呼ばれる。主には金銀の箔押しやホログラムなど、セットされる中で一般のカードとは別の加工が施されたものである。また、和紙、木やプラスチックなどの素材を使うことで差別化を計ったものもある。
さらに高い付加価値を持つものとして、カードのモチーフとされた人物の直筆サイン入りのものやキスマーク付きのもの、その人物が纏ったとされる衣装(ユニフォームや水着)の断片、野球選手のバットを薄片にしたもの、映画のフィルムの一部などを封入したカードも存在し、主に「メモラビリアカード」などと呼ばれる。
こういった計画的に流通数を絞ったものの他に、印刷過程のなんらかのミスにより封入が限られたもの、あるいはスポーツ選手をあしらったものの場合は選手の引退やチーム移籍などが突発的に起こり、その選手をあしらったカードの発行が打ち切られる場合なども存在し、「ショートプリント(SP)カード」と呼ばれる。
こういった特別なカードは特に収集価値が高いものとされているが、特に人物を描いたカードはその人物の収集家の間での人気などに収集価値が左右されがちである。
なお、先に挙げたビックリマンシールはその名前の通りシールの様態を取っており、形状はカードではないが、日本におけるトレーディングカードの先がけ的存在として考えられている。